目次
単語帳を開くと、単語の横に書いてある謎の記号。
「a」とか「?」とか。
「読み方なんて、CD聞けばわかるから覚えなくていいでしょ?」と思っていませんか?
はっきり言いますが、それは大きな間違いです。
発音記号を無視することは、楽譜を読めずにピアノを弾こうとするようなもの。耳コピには限界があります。
この記事では、発音記号を学ぶことで英語力が飛躍的に向上する理由と、最低限覚えるべき記号について解説します。
1. 結論:無視してはいけない。絶対に覚えろ
発音記号は、英語学習における「共通言語」であり「設計図」です。
カタカナ発音からの脱却
日本語の母音は「あいうえお」の5つしかありませんが、英語には約20個もあります。
「Hot(熱い)」も「Hat(帽子)」も「Hut(小屋)」も、カタカナでは全部「ハット」です。
しかし発音記号を見れば、これらが全く別物であることが一目瞭然です。カタカナの呪縛から逃れる唯一の方法、それが発音記号です。
「音の地図」がないと迷子になる
初めて見る単語に出会った時、発音記号が読めれば、音声を聞かなくても正しく発音できます。
辞書さえあれば独学が可能になる。つまり、発音記号は自立した学習者になるための最強の武器なのです。
2. 発音記号を知らないと起こる「悲劇」
記号をサボると、後で高いツケを払うことになります。
知らない単語を正しく読めない
英語は、スペルと発音が一致しない言語です(フォニックスの例外が多い)。
例えば「Women(女性たち)」。これを「ウーマン」と読んで恥をかいたことはありませんか?
正しくは /w?m?n/ (ウィミン)です。発音記号を知っていれば、こうしたミスは100%防げます。
リスニングで永遠につまずく
自分が「シー」だと思っている音と、ネイティブの「She」や「Sea」や「See」の音がズレていると、脳は認識してくれません。
「なんか違うな?」という違和感の正体が、発音記号を学ぶことで言語化でき、リスニングの解像度が上がります。
3. 全部は覚えなくていい!これだけはハズせない「要注意記号」
全ての記号を完璧にする必要はありません。日本語にない音だけ集中的に練習しましょう。
「ア」だけで4種類ある(a, ?, ?, ?)
- a(apple):「エ」の口をして「ア」と言う。
- ?(cup):短く鋭く「アッ」と言う。驚いた時の声。
- ?(hot):口を大きく開けて喉の奥から「アー」。医者に見せる時。
- ?(about):曖昧母音。やる気なく弱く「ア」と言う。
日本人が苦手な子音(θ, d, r, l, f, v)
- θ(think):舌を軽く噛んで息を出す。
- f/v(fan/van):下唇を上の歯で軽く噛む。
- r/l(right/light):Rは舌を巻く、Lは舌先を上の歯茎につける。
4. どうやって覚える? 最短ルートの学習法
座学ではありません。体育だと思ってください。
YouTubeで「口の形」を見る
文字の説明を読んでもわかりません。
YouTubeで「発音記号 口の形」と検索し、ネイティブや専門家の口元をアップで見てください。
「舌の位置」「唇の丸め方」を視覚的にコピーするのが一番早いです。
鏡を使って自分の顔を見る
手鏡を用意し、自分の口が動画と同じ形になっているか確認しながら発音します。
恥ずかしがらずに、変顔になるくらい大げさに動かすのがコツです。
日本語を話す時とは全く違う筋肉を使っていることに気づくはずです。
5. まとめ:発音記号は一生モノの財産になる
発音記号を学ぶメリット
- 初めての単語でも正しく読める。
- リスニング力が向上する。
- 「英語っぽい音」が出せるようになり、自信がつく。
発音記号の学習は、せいぜい1週間?2週間で終わります。
たったそれだけの投資で、これから先何十年も続く英語人生がずっと楽になるのです。
今日から、辞書の単語の横にある「あの記号」に、少しだけ注目してあげてください。